【セルフリペア】玄関ドアの調整方法|丁番編

2025.08.28 | 住まいのメンテナンス

玄関を開けるときに、ドアが枠や床にこすれているような感じはありませんか? また、ドアを閉めたときにドアとドア枠に隙間が出てしまい、閉めたはずなのに虫が入ってきたりすることも。そんな症状に心当たりがある方は、ドアの丁番を調整することで解消する可能性があります。
どこまで自分で調整ができるのか、どこからプロに頼むべきかも合わせてご紹介いたします。

ドアの丁番の調整方法

玄関ドアが引っかかる、閉まりにくい場合には、丁番の歪みが原因であるケースも考えられます。丁番には調整機能が付いているものもあり、左右・上下に少し調整するだけで不具合が改善することもあります。

〈POINT〉丁番が歪んでしまう原因として、大きな地震や、お子さまがドアノブにぶら下がって遊んだり、ドアを無理やり開閉したという例があげられます。

丁番の「固定ネジ」が緩んでいないかチェック

丁番にはいくつかのネジが取り付けられており、固定ネジが緩んでいる場合、玄関ドアが引っかかったり閉まりにくくなったりします。


※メーカーによっては固定ネジのみの丁番もあります

固定ネジと調整ネジの見分け方はメーカーによって異なるので、メーカーがわかる場合は、メーカーのホームページなどで調べてみるのもおすすめです。

〈POINT〉
調整をする際の注意点として、「とりあえず全てのネジを締める」のはNGです! 誤って調整ネジを締めてしまった場合、不具合が悪化する恐れもあります。
ドアを開閉するときにギーギーと音がする場合

ドアの開閉時にギーギー、キーキーときしむような異音がする場合は、丁番のオイルが切れている可能性があります。注油することで解消することがあるのでぜひ試してみてください。

オイルは、乾燥性の低いグリスが最適ですが、注油するにはドアを持ち上げたり外す必要があるので、スプレータイプのシリコンオイルがおすすめです。

住宅メンテナンスのプロが、皆さまのお悩みにお答えします

Q.どんな時にプロに頼んだら良い?
・丁番(蝶番)を調整しても、ドアがどこかに当っている、開閉時の音がなおらない…

丁番(蝶番)自体が歪んでしまっていたり、ドアの縁のどこかが変形していたりすると、交換が必要です。ぜひプロにお任せください!

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